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[2006.11.29]

06 マーケティングウェポン

No.1 -[託児所]

 第1回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは託児所。

[託児所]は、いろいろと考えられると思いますが、
どのようなビジネスに応用されているのでしょうか?

デパートやスーパーマーケットはもちろんのこと、
スキー場、フィットネスクラブなどには、
比較的古くから設置されていますよね。
 
最近では、託児所つきの
美容室、エステサロンも増えてきているようです。

そもそも小さいお子さんを持つ主婦がいる地域でなければ、
活用できないウェポンではありますが...

とくに美容室などでは、
若い主婦層がターゲットであり、
近くに似たようなお店がなければ、
そこそこ使えるウェポンではないでしょうか。

美容室で活用する注意点といえば、
カットスペースの近くに託児所があると、
他のお客様が気になり、リラックスできず
逆効果になることもありますので、
気をつける必要があります。

 
ここで、とても上手に託児所をウェポンとして活用している
美容室があるのでご紹介しましょう。


金沢のとても素敵な美容室です。

http://www.kamiogroup.jp/hiyoko.html

託児所に「ひよこクラブ」というネーミングをつけ、
別に施設を設けています。

専門のベビーシッターが常駐してあり、
店内にモニターも設置してあるので、
いつでもお子様の様子が見られ、
若いお母さんにとっては、
安心しておくつろぎいただけるように工夫されています。


「「お母さん」から「一人の女性」に戻って、
キレイになる時間をゆったりと楽しんでみませんか?」

というメッセージは、若いお母さんにとって、
心にしっかりと届くメッセージなのではないでしょうか?


この美容室グループは、8店舗ありますが、
託児所を設置してある美容室が一番業績が良いということです。
このようなことからも、 託児所というウェポンは、
成功していると言えるでしょう。


 
次に

「どの集客ステップで活用すると効果的なのか?」
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を考えて見ましょう。


 
1. 新規来店促進

  この美容室の場合は、パブリシティ効果が大きいと言えるでしょう。
  当時の大臣が、視察訪問されたことが、
  地域誌で取り上げられました。

  このように、マスコミ系に取り上げられれば、
  ホームページはもちろんのこと、
  チラシ、ミニコミ誌などの広告の要素に入れると
  インパクトと信頼性を加えることができます。


2. リピート客来店促進

  上記パブリシティ結果を
  ニュースレター(お店通信)などでお知らせすることができます。

  [託児所]という新しい付加価値の提供によって、
  来店客への関係性を強くすることができます。


3. 常連客育成促進

  (2と同じ。)


4. 紹介促進

 [託児所]の提供によって、
  同ターゲット層へ口コミが起こりやすくなります。

  また、口コミを起こすための主体的なアプローチも
  しやすくなります。


5. 休眠客の掘り起し

  顧客リストから主婦層に絞ってアプローチすれば、
  コスト対効果の高い販促活動が可能となります。

 

以上、まだまだ応用方法はあるかと思いますが...


マーケティングウェポンの一つ

[託児所]

あなたはどのように応用しますか?

 

また、次(↓)のような切り口で何かありましたら、ぜひ教えてください。


---------------------------------------------------------------------

【応用例】

「あなた自身のお店、ビジネスに応用すると
このウェポンはどのようなものになるのか?」


【体験例】

「既にこのウェポンは過去に実施している。
それは、成功なのか? 失敗なのか?
また、その要因はどのようなものか?」


【アイディア例】

「あなた自身の商売、ビジネスとは関係ないが、
このウェポンを使った、こんなアイディアが考えられる。」


などなど、皆さんの体験やアイディアを聞かせてください。
ぜひ、みなさんと分かち合いましょう。

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コメント(6)

【事例】
先月のマーケティングセミナーのキャンペーンサイトにて
「託児所」のご利用は?(はい/いいえ)という申し込みフォームを
見たことがあります。20代の方が多いセミナーなのに、託児所を完備するんだな〜と思いました。

売りになりそうなものは、
・葬儀社が託児所を完備・紹介する。
・引越屋や、不動産屋が託児所を紹介する
が考えられました。

またWEBの話になりますが、
検索キーワードで「託児所」+「地区名」はとても広告効率のよいキーワードですね!明らかに託児所を探している方が検索しています。

最後に、地域振興と、子供の成長のために、熟練の保育士の協力のもと若いママたちとその子供が『すくすく広場』という会をやっていました。それが原因で、この街に引越す家族も。
その熟練の保育士がうちの母です(笑)

検索キーワード「託児所」+「地区名」のアイディアいいですね。
「託児所」のウェポンを活用されているお店などは、
すぐにでも出来ますね。

こんにちは♪KAMIOのTOMITAです。
託児所を設置することによって、私たちの会社では
実はもう一つ大きなメリットを得ることが出来ました。

それはスタッフについてです。

ご存じかもしれませんが、美容師という仕事は
アシスタントとして入社してから、
スタイリストとしてバリバリ仕事が出来るように
なるまでに、それこそ何年もの長い年月がかかります。

そして苦労の末スタイリストになり、そこからまた何年もかけて指名のお客様も増えて、さあやっと一人前になれた!
…という頃に、女性スタッフの場合、ちょうど結婚適齢期を迎えるんですよ。
で、結婚してしばらくすると子供ができて『出産』となるワケです。

美容師に限らず、女性が出産直後からすぐに仕事に復帰
するのは、とても困難です。
近くに実の母でも住んでいて、面倒を見てくれるのであれば別ですが、なかなか実現できるものではありません。

そうなるとどうなってしまうかというと、
子供を保育園に預けられる年令になるまで、一旦仕事を
辞めてしまうんですね〜。
特に美容という業種はファッションと同じで、流行を
常につかんでおかないと、あっという間にジリ貧になってしまいます。
また技術・商材の進歩もとても速いので、数年のブランクがあると現場復帰は難しいと、
本人が感じてしまうのです。

実際、託児所ができる以前の私たちの会社では、
そういった理由から優秀なスタッフが何人も辞めて行っていました。
本人には働く意志があったとしても、環境が整っていなければ、実質不可能なんです。

でもこれは本っっ当にもったいないことです。

会社の考え方を深く理解し、技術・接客共に任せて安心!
のスタッフなんて、そう簡単に育つもんじゃありません。
本当に長〜〜い年月がかかるんです。

実はお客様のお子さんを預かるという目的の他にも、
こういった問題を何とか解決したい!
という思いもあって、託児施設を作ったのです。

本来なら結婚して出産というとても喜ばしいことなのに、
「子供が出来たら仕事辞めなくちゃいけない…」

そんな不安をスタッフに感じさせることなく、
「子供が出来たら、どんどん産んでいいよーーっ!
生まれた子供はバッチリ預かるから、安心して働いてねーー!!」
と言いたかったんですね(笑)

実際、託児所を作ってから、出産を機に退社するスタッフは、グ〜ンと減りました。

早いスタッフだと、出産後3ヶ月で現場復帰します(笑)。
現在も4人のスタッフが子供を預けながら働いていますし、
3人のスタッフが妊婦さんです(^_^)
この3人も出産後しばらくして復帰すると言っています。


と、長々と書いてしまいましたが、託児所には
『優秀なスタッフを辞めさせることなく、
安心して働ける環境を提供できる』
というもう一つの大切な役割もあるというお話でしたーー。


追伸。
でも託児所って、自社で作ると意外と大変な面もあるんです(^_^;)
固定費かかりますからねぇ…。
なので、最初は
『近くの信頼のおける託児施設と提携をする』
という所から始めて見るのも有りなんじゃないかと思います。
「スタッフとお客様のお子さんを、ある一定数?預けるから、その代わり費用は月額で○○万円でお願い!」
みたいな感じの交渉は難しいもんでしょうかねぇ?


それともう一つ、
これは託児所とはちょっと違うアイデアかもしれないのですが、

『来店したお子様に、おもちゃをあげる』

これ、意外と効きます。
実例で、私が家族で良く行くラーメン屋さんがあるのですが、
そこは行く度に子供におもちゃをくれるのです。
おもちゃ、といっても100円ショップで買ってきたレベルのものなのですが、
これをうちの娘がえらく楽しみにしているんですよ。

で、違う日に外食しようということになって、子供に
「どこに行きたい〜?」
と聞くと、

「おもちゃのところ」

って、答えますからねぇ(笑)。
で、親ってバカなもんで、「じゃあそこ行くか〜」なんてなっちゃいますから(苦笑)

たかだか100円で子供が釣れて、親も釣れる(笑)。

100円程度の割引クーポンじゃ配っても、なかなか反応がとれない昨今。
同じ金額の“投資”でリピートアップできるかも!?(^_^)

KAMIOのTOMITAさん本人からのコメント
ありがとうございます。

女性スタッフに長く働いてもらう工夫の一つでもあるのですね。
とても学びになりました。

また、「最初は『近くの信頼のおける託児施設と提携をする』」
は、リスクが少なく良いアイディアですね。

やはり、しっかり実践されている方からのコメントは、
心に響きます。

そうそう

『来店したお子様に、おもちゃをあげる』

について、私もコメントさせいただきます。

10年以上前のことですが、自宅の近所で、
おもちゃをお子様にあげている床屋さんがありました。

その床屋さんは、開店から半年間ほど、
このキャンペーン(?) をやっていましたが、
うちの子はもちろん、私もそのお店に自然と
行くことになってしまいました。(汗)
(今は行っていませんが...)

この地区は、若い夫婦が多いエリアなので有効だったのでしょう...
オープン当初からけっこう繁盛していたようです。

当時、ここの店長に
「おもちゃは、どこから、いくらで仕入れているのですか?」
と聞いたところ、
どうやらアウトレット品のようで、
1個10~20円程度で大量に仕入れたようです。

定価は300円~500円くらいのおもちゃだったと思いますが...。

このネタについてはマーケティングウェポンの一つ

【アウトレット販売】

というディスカッションテーマで、
後日触れようと思っていたのですが、
TOMITAさんのコメントに触発されてしまいました。(笑)

いずれにしても、近いうちに改めて
もう少し踏み込んでみる予定です。

託児所は、いいウェポンですよね。
現実的には、スペースの問題がありますが・・


『近くの信頼のおける託児施設と提携をする』」
というのは、いいアイデァですね。
年明けでも話しに行きます。

カミオさん有難うございます。
感謝します。

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プロフィール
岩本俊幸株式会社イズ・アソシエイツ 代表取締役

岩本 俊幸
 
Toshiyuki Iwamoto

・ブランド・マネージャー認定協会 理事長
・米国NLP協会公認マスター・プラクティショナー
・ハーマンモデルファシリテーター
・日経広告研究所会員

 

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