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[2009.08.14]

03書籍など

「ある女性広告人の告白」 再び紹介

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 以前にもこのブログで紹介した「ある女性広告人の告白」。

 ブランド・マネージャー認定協会の理事であり、
 あのデビアス社の「スイートテンダイヤモンド」の
 プロモーションを手がけた小池玲子氏の著書だが、
 
 ここのところ、
 ブランド・マネジメント関連の記事を書くこともあり、
 やっぱり示唆深い著書だなぁ~と改めて思ったので、
 コメントしたい。

 

 著者が長年手がけてきたダイヤモンドのプロモーション。

 このダイヤモンドが提供する価値とは、
 極めて情緒的価値が高く、機能的価値が低くはないだろうか?

 関係者に怒られてしまうかもしれないが、
 ダイヤモンドはまぎれもなく「石」であり、
「光る石ころ」にすぎない。


 この「光る石ころ」を、
 今から30年~40年前、

 日本市場に対して「ダイヤモンドは永遠の輝き」というスローガンで、
 ダイヤモンドのポジショニングを「愛=ダイヤモンド」とし、

「ダイヤモンドは愛の証し」というメッセージを繰り返し消費者に伝えた。

 その一つが、「婚約指輪は給料の3ヵ月分」の一般常識化だ。

 これは、郷ひろみが二谷友里恵と結婚した時、
 エンゲージリングの値段を記者に聞かれて、
「給料の3ヵ月分です。」と照れながら答えたことから、
 オープンになったわけだが、

 もともと、デビアスが仕掛けてきたメッセージ戦略の一つである。


 このようにデビアスは、
 情緒的価値以外の何ものでもない
「愛」を象徴としてブランドを確立していくために、
 あらゆる仕掛けをしてきたわけだが、

「光る石ころ」にこれほどまで
 情緒的価値を付加していくプロセスに、
 驚異まで感じる。

 示唆深い1冊である。

 

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プロフィール
岩本俊幸株式会社イズ・アソシエイツ 代表取締役

岩本 俊幸
 
Toshiyuki Iwamoto

・ブランド・マネージャー認定協会 理事長
・米国NLP協会公認マスター・プラクティショナー
・ハーマンモデルファシリテーター
・日経広告研究所会員

 

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