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[2010.08.06]

05 広告・販促の学び

返報性の原理

「返報性の原理」とは、人間心理を利用した交渉テクニックの1つ。

 一般に人は、何か自分のためにしてもらった時、モノをもらった時、
 お礼を言ったり、贈り物をしたりと、お礼の気持ちを示す行動に出る。

 お礼される側も、言葉のお礼だけでも気持ちよくなり、
 双方の助け合いが継続する。

 一方、お礼がないと、その行為が正しかったのか分からなくなり、
 その後何かしてあげようという気持ちが沸かなくなる。

 つまりお礼とは、人が支え合っていくためには
 欠かせないものなのである。

 そのため、人は相手から何かしてもらうと、
 お礼の行動をしなければならないと考えてしまう。

 この心理を販売促進に応用した例の1つが「試食」だ。

 試食とは、店頭において無料で食品を提供し、
 その味をお客が確かめ、購買に値すると判断した場合に、
 購入してもらう販売促進手法。

 お客は、店員から直接試食品を手渡されることにより、
 その味に関わらず商品を購入しなければいけないという
 気持ちになることが少なくない。

 これは、お客が無料で試食をさせてくれた店員に対して
 お礼に購入するという心理が働いている。
「返報性の原理」を上手に利用した例と言えよう。

 但し、このような人間心理の原則は、決して悪用することなく、
 良心に則って活用して欲しい。

 

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プロフィール
岩本俊幸株式会社イズ・アソシエイツ 代表取締役

岩本 俊幸
 
Toshiyuki Iwamoto

・ブランド・マネージャー認定協会 理事長
・米国NLP協会公認マスター・プラクティショナー
・ハーマンモデルファシリテーター
・日経広告研究所会員

 

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