
ターゲットの心理を読みきる設計とは? ストーリー要素Vol.15 ストーリー要素(AUMFA)Fade 矛盾や葛藤を解消する-4
前号では、[Fade (矛盾や葛藤を解消する)]の
要素のひとつである「保障する」を見てきたが
今号と次号とでは、[Fade (矛盾や葛藤を解消する)]の
段階で最後の要素となる、「権威づけ」について触れておきたい。
3.権威づけをする
「消費者にとって、広告は広告としてしか認識できない」
どういうことかというと、広告は、
「広告の発信者である広告主が作ったものである」という
事実は拭うことができない。
だから消費者は、基本的に広告を信用していないのである。
むしろ「心理操作しているのではないか?」と
思っているくらいに考えたほうが無難だ。
消費者の不信感を、
少しでも解消するために必要なのが権威づけである。
写真を見ながら詳しく解説したいと思う。
(1) 賞状、証明書、受賞歴
(2) 資格、認定証の写真入る
何かしらの資格や賞があれば、ぜひそれを載せておきたい。
誌面スペースが許されるのであれば、
受賞時の写真や賞状・証明書・認定証などの
写真を掲載しておきたい。
資格を保有していること、賞をもらっていることは、
業界人にとって当たり前に感じられることかもしれないが、
ターゲットは業界外の人だ。決して当たり前のことではなく、
プロとして尊敬に値することなのである。
コンテストの受賞歴の掲載も効果的だ。
それが、大きなものではない
地元のちょっとしたコンテストでも活用したい。
例えば、美容室は、スタイリストのコンテストが
比較的頻繁に開催されている業種だが、
実際に、コンテストの受賞歴を
惜しげもなく広告に掲載している美容室もある。
これは大切なことなので、繰り返しておく。
「コンテスト」の受賞歴も、業界人にとっては
広告に掲載するまでもない当たり前のことかもしれないが、
ターゲットにとってインパクトがあることを忘れてはならない。
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