
ターゲットの心理を読みきる設計とは? ストーリー要素Vol.17 ストーリー要素(AUMFA)Action 行動を喚起する-1
今号は、いよいよストーリー要素の最後の段階、
[Action( 行動を喚起する)]だ。
今までの段階も、広告の反応を上げるために
すべて大事な要素である。
だが、ここまでの段階を
完璧に設計したとしても、最後の段階である
[Action (行動を喚起する)]の設計がうまくいかなかったら、
すべてが無駄になるので十分に注意してほしい。
まず、気をつけてほしいことがある。
ターゲットはとにかく忙しい。よほどのことがない限り、
じっくり広告を見ている暇などない。
だが、せっかくこの最終段階まで辿り着いたのである。
ターゲットにはなんとか行動に移してほしいものだ。
そのためにも、わかりにくいこと、
面倒くさいことは、できるだけ排除しておかなければならない。
そこでこの段階では、「購入、来店の動機づけ」、
「簡単なお申し込み方法」、「レスポンスデバイス」、
「オファーの選択」、「クーポン券の活用」の
5つの要素を説明しよう。
まず「購入、来店の動機づけ」。
消費者に「今すぐ!!」行動に移してもらうためには、
どうしたらいいのかを考えたい。
オファーである「お試し体験」や「モニター期間」などを
いくら魅力的なものとして準備したとしても、限定感がなければまだまだ弱い。

「いつまでなのか?」「何名までなのか?」といった、
期間限定や数量限定などを明示するべきである。
今すぐではなく、「後でもいいか…」と思った瞬間に
ターゲットは行動に移さない。
「時間が経ってからターゲットが行動に移す」というケースは
ほとんどない、と肝に銘じておきたいところだ。
希少価値や緊急性を伝えなければ、
ターゲットは最後の行動に移れないのである。
また、「金券、払い戻し」の事例は、比較的客単価の高い焼肉店が
来店の動機づけを強めるため、食事代の半額を金券で
払い戻すというキャンペーン企画だ。

リピート促進も図れる「来店の動機づけ」として応用したい手法だ。
>>このコラムを読んだ方はぜひ販促クイズにチャレンジして下さい!!
