
ターゲットの心理を読みきる設計とは? ストーリー要素Vol.19 ストーリー要素(AUMFA)Action 行動を喚起する-3
今号も [Action (行動を喚起する)]の要素である
「レスポンスデバイス」と「オファーの選択」について
見ていきたいと思う。
まず、「レスポンスデバイス」とは、
フリーダイヤルの電話やファックス番号、返信ハガキ、
問い合わせ先の電子メールアドレスやURL、
さらにはモバイル用のQRコードなど、広告媒体を受け取った人が
申し込みや問い合わせをする手段のことである。
こちらも、レスポンス広告の最後の行動である反応を左右する
大切な要素なので、押さえておきたい。

結論から言うと、誌面のスペースが許す限り、
できるだけ多くわかりやすく入れたいところだが、
まずは、できるだけ多くのレスポンスデバイスを入れたい。
ある学習塾が、今まで入れていなかった
ファックスでの資料請求のレスポンスデバイスを、
ある時期から広告誌面に入れたところ、
ファックスでの資料請求がかなり多くあったとのこと。
これは何を意味しているかというと、
広告の誌面にファックスでの資料請求の
レスポンスデバイスを入れていなかった時期に、
多くの見込み客を失っていたという事実だ。
広告の反応を上げるために、「これはいらないだろう!?」というような
勝手な判断によって、見込み客を何人、何十人、
時にはもっと多くの見込み客を失っている可能性がある。
せっかく広告費を投入しているのだから、
とてももったいないことだ。
ターゲットは、こちらが予想している以上にさまざまなケースで考え、
行動しているという事実を常に認識しておきたい。
さて、次に[Action (行動を喚起する)]の要素として、
とても重要な「オファーの選択」について見ていきたい。
オファーとは、以前に記載したように、
レスポンス広告の新規集客における販促要素のひとつに
挙げられるほど重要な要素である。
資料請求用の小冊子、ガイドブック、サンプル提供など、
形のあるものをはじめ、エステや学習塾といったサービス業のお試し体験など、
形のないものまでさまざまである。
ここでは、わかりやすく形のあるものに触れておく。
例えば、小冊子やガイドブックなどは、できるだけ実物の写真などを使い、
明確に見せたいものである。

消費者はイメージできないものには手を出さない、と
考えたほうが無難だということを認識しておきたい。
写真を参考に、あなたも効果的なオファーを選択し、
見せ方にもぜひ工夫を施してほしい。
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