
アイキャッチはどのような手順で考えるのか? Vol.2 メッセージ開発は優れたレスポンス広告作りの基本
「どのようなメッセージを作るのか?」という言語化をしていく作業を、
専門的な用語で言えば「メッセージ開発」という。
この「メッセージ開発」のプロセスを踏むことで、優れたキャッチコピーを生み出し、
同時に販売につながるレスポンス広告を作り出せるようにしていきたい。
今回から、3つある「メッセージ開発」のための型(フレームワーク)を紹介していこう。
1.フレームワーク【1】 [メッセージ開発の基本]
まず1つ目のフレームワークである「メッセージ開発の基本」を見ていく。
ここで必要となるのが、[SEDブリーフ]である。
[SEDブリーフ]とは、レスポンス広告における表現(見せ方)の仮説検証アプローチである
セールスエンジニアリングデザインのブリーフィングとして開発したもので、
以下の要件を埋め作成していくものである。
[SEDブリーフ]のメリットは、広告表現の要件定義をすることで、その中から、
メッセージ開発のための要素を抽出していくことができるという点だ。
[SEDブリーフ作成の手順]
1.広告の目的、目標
2.特徴の再認識
3.競合状態と優位性
4.ターゲット
5.インサイト
6.ターゲットの反応
7.最も大切な提案
8.信頼性とその根拠
9.効果的なオファー
さて、話は戻って[メッセージ開発の基本]であるが、[メッセージ開発の基本]は以下4項目の問いかけに
しっかり答えることから始めたい([SEDブリーフ]ですでに明確な答えが出ているのであれば、それを使おう)。
1.あなたの商品・サービスを欲しいと思う人はどんな人か?
2.1の人はどんな悩み・課題があるのだろうか?
3.あなたはこれをどのように解決できるのか?
4.他にも同じような商品・サービスがあるのになぜ、あなたから買わなければならないのか?
なぜこの4項目なのか。
それは以下の通りだ。
1は[ターゲットの明確化]のことで、[SEDブリーフ]の4にあたる。
2は[ターゲットのインサイト(本音)]のことで、[SEDブリーフ]の5にあたる。
3は[解決策の提示、提案]のことで、[SEDブリーフ]の7にあたる。
4は[競合との差別化]のことで、[SEDブリーフ]の2と3の2つにあたる。
このように[SEDブリーフ]から、メッセージ開発、なかでもキャッチコピーを作るにあたって重要なところを、
[メッセージ開発の基本]の上記の4項目をしっかりと考察して整理しておきたい。
※セールスエンジニアリングデザイン(SED)は、株式会社イズ・アソシエイツの登録商標。(登録第4948145号)
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