
販売促進セルフチェック10 Vol.2 顧客コミュニティを作る!
「どうして常連客は店のファンになったのだろうか?」「なぜ口コミをしてくれるのだろうか?」
この問いの答えとして、私たちは何をしたら良いだろうか?
販売促進の観点から、対策上の重要なポイントは次のたった2つ。
<ポイント1> お客に「何に対して共感してもらいたいのか?」を決める。
<ポイント2> ポイント1で共感を得たお客のコミュニティを作る。
この2つのポイントを図で表したのが【資料2】だ。
<ポイント1>の「お客に何に対して共感してもらいたいのか?」の答えが、
「マインドシェア」を拡大していく大切な要素となる。
この答えのことを、ここでは「共感の種(たね)」と呼ぶことにする。【資料2】の中心にあるものだ。
なぜ「共感の種」と呼ぶのか?
共感してもらうことでお客の気持ちが成長し、ついには常連客になって、さらに新しいお客を増やしていく。
いわば植物の種のような役割をしているからである。
「共感の種」を核として、口コミで新しい顧客がつながっていき、顧客コミュニティを作ることになる。
つまり「ポイント1→ポイント2」となるわけだ。
ここでの「顧客コミュニティ」の定義は、「共感を軸につながるゆるやかな顧客の連帯感」としたい。
ではコミュニティを作るために、お客をどう成長させていけば良いのだろうか?
【資料2】 店舗向け集客ステップの各施策 |
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「共感の種」という軸は変わらないが、お客の階層ごとに販売促進策は異なっている。
そのため、それぞれに対して適切な施策を行なうことで、費用対効果も高くなっていく。
よって、「共感の種」は中心となる軸なので常に変わらないが、
【資料2】にあるステップ[1]~[5]の販売促進策は異なってくる。
そして、植物の種が芽を出し育つためには、光、水分、土という栄養素が必要なように、
顧客コミュニティを育成するためにも必要な要素がある。
この要素は3つあり、これを私はBEM(ベム)と名づけた。
これは、 Bible (バイブル)、Event (イベント)、Media (メディア)の頭文字を取ったものである。
以上を踏まえて、次回より本題の10個のセルフチェックポイントを、順を追って説明していきたいと思う。
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