ある広告屋の告白TOP >  コラム:販促でいちばん大切なこと > イベント販促で浮遊客を囲い込む対策 Vol.2 「自店のコンセプトとイベントの相性とは?」

販促でいちばん大切なこと

イベント販促で浮遊客を囲い込む対策 Vol.2 「自店のコンセプトとイベントの相性とは?」

前回のコラムでも述べたように、イベントの内容は、どれを見ても難しいものは1つもない。
しかし、仮に簡単だったとしても、毎週イベントを開催するのは、労力的に難しいことように思えるかもしれない。

確かに、最初のうちは、それなりに困難ではある。
だが、3~6ヵ月程度継続すれば、ある程度ノウハウが溜まってくるので、顧客満足度、コスト面、運営上の面など、
改善点も見えてくる。
よって、継続すればするほど効率化が図られ、より顧客満足度を上げることも可能になるだろう。

また、イベントの実施には、思わぬ副産物もみられる。
コーチやスタッフにとっては、イベントを実施すること自体はもとより、アイデア出しも楽しみになってくるようで、
全体のモチベーションが上がる。
そのうえ、「どのような企画にしたら、顧客である生徒に楽しんでもらえるか?」という顧客視点も、
コーチやスタッフに根付くこととなる。
当初、このテニススクールの支配人は、自身でアイデア出しから運営全体の仕組みを考えていた。
だが、上記のような副産物を得たことによって、実施から数ヵ月後には、イベントの企画や運営について、
コーチやスタッフの役割分担を明確にし、全て任せるようになった。

コスト面についても、特筆すべきことがある。

このスクールでは、オープン当初から地域密着型のプロモーションとして、近隣のケーキ店、焼き肉店、
スーパーなどと、お互いのチラシやパンフレットなどを店舗に置かせてもらうといった、広告提携を始めていた。
そのためイベント用の景品は、ありがたいことに、これらの提携店から無償で提供してもらうことができ、
景品にはコストがかからなかった。

しかし、このようなイベントを実施するにあたって、1つ気をつけておきたいことがある。
「店や会社のコンセプトとイベントの相性が合っているか?」ということだ。

このテニススクールのコンセプトは、「楽しくなければテニスじゃない」であり、
このコンセプトに共感するターゲット(対象層)は地元のファミリー層である。
このテニススクールから1km程度しか離れていない場所に、
「上手くなりたい人を徹底サポート」という全く異なるコンセプトのテニススクールがある。
もし、このスクールが前述のテニススクールと同じようなイベントを開催していたら、失敗していただろう。
なぜなら、「上手くなりたい人を徹底サポート」のコンセプトに共感するターゲットは、
「楽しくなければテニスじゃない」のコンセプトに共感するターゲットとは、全く異なるからだ。
単純に表面だけの真似をしないように、気をつけたい。

このように、イベントは自店のコンセプトとの相性が重要である。
 

最終回となる次回は、こうしたことを踏まえたうえで、イベントを浮遊客の囲い込み対策に上手く活用している
イタリアンレストランの事例を紹介しよう。

 

>>このコラムを読んだ方はぜひ販促クイズにチャレンジして下さい!!

ライン
コラム:販促でいちばん大切なこと