
イメージ広告は悪か? 構造地図とアイキャッチVol.3広告の構造地図を確認するポジショニングチャート
前号では、消費者は広告を見るときに
まず最初に目にする事は
構造地図といわれる全体のレイアウト
(広告の全体像)だとお伝えした。
それでは、早速、次のチャートを見ていただきたい。
このチャートを見て、
勘が鋭い人はすでに理解できたかもしれない。
私は心理学や大脳生理学の専門家ではないので、
右脳と左脳について詳しく述べるつもりはないが、
広告屋として「右脳と左脳の違いを
広告表現として置き換えてみると、
どのような位置づけになるのか」を
大ざっぱに定義づけてみたのが、
このポジショニングチャートである。
右脳型広告と左脳型広告の違いは次の通りである。
右脳型広告とは感性的表現で、
ビジュアル面を重視した広告である。
目的は、イメージの主張、イメージの持続性。
特徴としては、商品に対する
“同調と共感”を得ることであり、
ターゲット特性は女性中心で、
取り扱い商品の傾向としては、
日用・実用品、低額品となる。
一方、左脳型広告とは言語的表現で、
機能面を重視した広告である。
目的は、セールスマンシップ、説得。
特徴としては、“商品差別化”
ポイントの認知や理解を促進することであり、
ターゲット特性は男性中心で、
取り扱い商品の傾向としては、
こだわりの商品、趣味嗜好型商品、
無形商品、高額品となる。
以上のようなことは、
今までクリエイティブテストを重ねてきた結果、
見えてきたことでもある。
では、実際の事例を交えて
次号でもう少し具体的に見ていきたいと思う。
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