
イメージ広告は悪か? 構造地図とアイキャッチVol.6両脳型広告とは?
前号までの分析結果によって、
ビジュアル面やデザインのバランス等を勘案した
両脳型広告が一番反応が良いことがわかった。
では、この両脳型広告の特徴とは
どのようなものなのだろうか?
簡単に整理してみたのが、以下である。
1.ビジュアルが目を引くように工夫されている
2.アイキャッチを見ただけで、
そのほかの要素を見たくなる流れになっている
3.顧客ベネフィットを表現している
4.決して煽らない
5.全体のデザインのバランスがよい
Vol.1で触れた書道教室のチラシは、
男性と女性の両方をターゲットとしているので、
特に両脳型広告に軍配が上がったのではないかと推測される。
また、Vol.5のような美容室のミニコミ誌広告の場合も
両脳型広告に近づけたほうが理想的だろう。
会社や商品に強力なブランド力がある場合は、
右脳型広告としてビジュアルを全面に出しても
そこそこ反応が取れるかもしれないが、
そうでない場合、ある程度の左脳型広告的要素も必要となる。
例えば、商品・サービスの詳細情報や、
商品・サービスの差別化ポイントの理解促進などがこれにあたる。
ただ、このポジショニングチャートを参考にする際に
注意してほしいことは、両脳型広告が絶対ではないということだ。
業種、ターゲット(訴求対象)、商品特性、
価格帯、広告媒体によってどのタイプの広告が有効なのか異なってくるので、
よく検討した上での活用が必要である。
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