
【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.6】 10年以上前のマインドシェアを蘇らせる-3
前回では、マインドシェアが残っている休眠客を掘り起こすための広告表現として
商品を全面に出す手法が,
反応が一番高かった点についてお話しした。
通常はBのように、アイキャッチで高い「インパクト+共感性」
を促した広告に軍配が上がる。

よほどのブランド力がなければ、
商品を全面に出した広告では、なかなか反応は取れない。
この事例は、未認知の人をターゲットとした、
広告の打ち出した人の知識だけでは説明がつかない。
さて参考までに、違う視点での調査結果も紹介しておく。
先ほどと同じターゲット層200人に、
「この3つのチラシを見て、一番最初に目にしたのはどこか?」
という設問をインターネットで調査してみた。

調査結果は次のようになった。
1.「子供の笑顔」のビジュアル(B)→ 64.1%
2.「主婦のホンネ」のコピー(A)→ 11.7%
3.「クチコミで売れ続けています!!」のコピー(C)→ 6.8%
このように、Bの「子供の笑顔」のビジュアルは
圧倒的に高い数値となった。
この調査からわかるように、
広告表現の知識のひとつとして知っておきたいことは、
どんなにすばらしいコピーを考えたとしても、
「インパクト+共感性」が高いビジュアルにはかなわないということだ。
特に、新聞折り込み広告のように
0.2秒しか視認しないと言われている媒体は、
いかに消費者の目を引くかという課題があるが、
この知識を得ることはとても大事なことである。
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