
【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.8】 「シズル感」に妥協は禁物!-1
次の広告は、
あるファミリーレストランの1店舗に絞った地域密着型プロモーション実施時に、
施策のひとつとして実施された新聞折り込みチラシだ。
表面を写真A、Bのように見せ方(広告表現)を変え、
裏面は共通の2種のチラシを作成し、
同一地域に同一枚数でスプリットランテストを実施した。
その結果、A、Bどちらの広告の反応がよかったのだろうか。

合計5万枚(2万5000枚ずつ)を配布したチラシ広告の実施結果は、次の通り。
A= 2万5000枚配布 来店数= 154組(401人)
B= 2万5000枚配布 来店数= 76組(185人)
このレスポンス数は、少なくともクーポンを利用した人数なので、
実際のチラシの効果は間接的な影響も含めると、もっと多かったかと思うが、
あくまでもクーポンを使ったレスポンス数で計算したものである。
また、このチラシには、写真右下のように10%割引券を2枚付けた。
この理由は、以前にご説明した通りである。
補足として気をつけたいポイントは、クーポン券の裏に地図を入れておくことである。
紹介促進として、このクーポンが切り取られて使われるシーンのことを考えてみよう。
このように、販促活動にはちょっとした機転が役に立つ。
対象者が販促物を見たときやクーポンを使うときのことを今一度、
リアルにイメージすることで、より効果的なアプローチにつながっていく。
もちろん枚数については、多くつけることがよいとは言えない。
逆に希少価値が落ちたり、品がなくなることもある。
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