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販促でいちばん大切なこと

ネーミング募集の活用 Vol.1  ターゲットを大幅に変える場合は、ネーミングの変更も必要!

せっかく良い商品を作っても、ターゲットに届かなければ意味がないのは、みなさんもご承知のことだろう。
ところが、企業側が想定しているターゲットが果たして本当にその商品のターゲットなのか。
そして企業目線で漠然とターゲティングしてしまってはいないか。
つい売り手視点で考えがちなのが、このターゲットの選定という作業である。
今回のコラムでは、上記のような理由からターゲットのみならず、ネーミングまで変えることになった商品の、
ユニークなプロモーションの事例を紹介しようと思う。

弊社で、かれこれ4年にわたり、プロモーションをお手伝いさせていただている有限会社東京丸三販売は、
おだしの人気商品「純だし」「ふりだし」の専売販売会社(製造は丸三食品)で、40年以上もの長い間、
調味料を中心に販売をされている。
同社は、もともと自然素材に近い材料を使った商品の販売をしてきたが、新商品として
"完全無添加"のだしの販売を今から約1年前にスタートさせた。

販売当初は、高級感を打ち出したパッケージに、「純粋だし」という商品名でテスト販売を行なったが、
高額商品のため、なかなか売上げを伸ばせず、突破口を見出せないでいた。
それもそのはず、まずはターゲットを単に富裕層という漠然としたところに設定したため、
既存客も含めて、動機付けが弱かったようだ。

その後、いろいろと検討した結果、「乳幼児に食べてほしい商品」ということで、ターゲットを変更し、
なかでも食育を強く意識している0~6歳のお子さんをもつお母さん方にターゲットを絞ることにした。
このように大幅にターゲット層の変更する場合、パッケージ自体の変更はもとより、
ネーミングも変える必要があるのだ。

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ただ一口にネーミングを考えるといっても、そんなに簡単にできるものではない。
ましてや0~6歳の子供がいる方に、ピンとくるネーミングを考えるというのも並大抵のことではないのである。

次回は、ネーミングを決めるために、新たなターゲット層を巻き込むという手段を選択し、
それをプロモーションへと派生させていった経緯を紹介しよう。

 

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