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販促でいちばん大切なこと

押さえておくべきチラシ広告の「型」と「構成要素」 Vol.1 レスポンス広告を習得する

効果を上げるチラシを作ることは、簡単なことではない。
だが、いくつかのポイントを押さえるだけで、今までと比べて格段に効果が上がるのも珍しくないのだ。
今回は、そのための重要なポイントをお伝えしたい。

まず、資料①をご覧いただきたい。
基本的には、「未認知客」を「見込み客」より上の層に上げるための1つの方法として、
チラシなどの広告を打つわけだが、その広告には「イメージ広告」と「レスポンス広告」の2種類がある。

「イメージ広告」はイメージを訴求するための広告で、「レスポンス広告」は反応を計測できる広告のことである。
「イメージ広告」なら、「未認知客」を「認知客」の階層に上げることはできるが、「見込み客」より上へ上げるまでには、
広告を何回か繰り返し実施する必要がある。
これでは、中小企業にとって、お金がかかりすぎてしまう。
さらに「イメージ広告」の難点は反応を計測できないことなので、
どの広告によって反応を得られたかという指標がなく、検証もできない。

もちろん、「イメージ広告」を完全否定しているわけではない。
「イメージ広告」の目的がそもそも"イメージを訴求する広告"だから仕方のないことで、
正しく消費者に伝われば、少しずつでもマインドシェアを上げることはできる。

だが、私たち中小企業にとっては、やはりコスト対効果を考慮し「イメージ広告」ではなく、
「レスポンス広告」を選択するべきである。

では「レスポンス広告」とは、いったいどのような役割を持っているのだろうか?
 

資料①
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それは、資料①の一番下の階層である「未認知客」を「見込み客」もしくは「トライアル客」の階層まで、
一気に上げる役割を持つ広告だ。
「レスポンス広告」の実施を考える時には、販売促進のなかで最も難しい役割を担っているということを、
肝に銘じておく必要がある。

この「レスポンス広告」によるチラシ作りの前に、押さえておきたい2つの準備物がある。
それは、「要件書」と「構成要素」だ。
この2つを準備するだけで、今までより格段に成果が出せるチラシを作れるようになることは、私自身の経験と、
これらを活用した先輩たちによって実証済みである。

次回は、準備物の1つである「要件書」とはいったいどのようなものなのか。
そして、これを準備するメリットについて述べようと思う。

 


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