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販促でいちばん大切なこと

イベント販促で浮遊客を囲い込む対策 Vol.1 「浮遊客向けに年間50回のイベントを開催する秘訣」

浮遊客を囲い込む有効な対策として、イベントを活用する方法がある。
イベントというと大げさに感じられるかもしれないが、単にお金をかけるのではなく、スタッフのアイデアと
エネルギーによって、楽しく成功したイベントの事例をまずは紹介しよう。

オープンから1年で、2,500人の生徒を集めたテニススクールがある。
短期間で多くの生徒を集客できた要因には、広告など様々なプロモーション策もあったが、そのなかの1つに、
顧客との長期的な関係を築く施策として、週替りで年間50回開催されるイベントがある。

毎週イベントを開催するということは、お金と労力がかかって大変だと思われるかもしれない。
確かに労力はそれなりにかかるが、実はお金をほとんどかけずに開催できるのである。

では、週替りのイベント内容の一部を紹介しよう。

まずは、クイズのイベント。
例えば、「テニスルールクイズ」「写真当てクイズ」などである。
「テニスルールクイズ」とは、コーチが生徒にテニスのルールについてクイズを出し、当たった人に景品を
プレゼントするというイベントだ。
このクイズを通して、生徒はテニスのルールを覚え、さらには、よりテニスに興味を抱くという効果があるようだ。

「写真当てクイズ」とは、スクールのコーチやスタッフ十数名が子供の頃の写真を持参し、生徒にそれぞれの
写真を見せ、「いったい誰なのか?」を当ててもらうクイズだ。
「テニスルールクイズ」と同様に、当たった人には景品をプレゼントする。
生徒がコーチやスタッフに対して親近感を抱いてもらう施策として、良いアイデアではないだろうか。

クイズ以外では、「球技大会」「ハロウィン仮装レッスン」「コーチ紅白戦」など、週替りに様々なイベントを用意している。
「球技大会」では、ジュニアにはドッチボール大会、一般の生徒向けにはフットサル大会を開催する。
生徒を始め、コーチやスタッフも参加するので、互いにコミュニケーションを図るきっかけになり、生徒同士の
懇親にも役立っているようだ。

「ハロウィン仮装レッスン」とは、コーチやスタッフ、生徒が仮装してテニスレッスンをするというイベント。
スクール側で準備したコスチュームを生徒に貸し出しているが、生徒自身で準備する人もいるようだ。
特に、ジュニアには大好評である。

「コーチ紅白戦」は、コーチ同士の真剣勝負の試合を生徒に見てもらおうというもの。
コーチ同士の試合は、普段のレッスンのなかでは、なかなか見られない。
生徒にとっては、真剣勝負の試合の様子を見ることで、テニスの技術向上につながることはもちろんであるが、
コーチたちの真剣な姿勢に改めて感動することも多いようだ。

このようにイベントの内容は、いずれも難しいものでないことがお分かりになっただろう。
次回は、そうしたイベントを継続させる重要性とそのメリットについて触れるともに、イベントを開催するにあたって
気をつけなければならない、コンセプトとイベントの相性について掘り下げていきたいと思う。

 

>>このコラムを読んだ方はぜひ販促クイズにチャレンジして下さい!!

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