
新規集客時からリピート率を上げる広告を思考する Vol.1 フリーペーパーをはじめとした媒体とターゲットの相性
今回は、「新規集客時からリピート率を上げる広告を思考する」をテーマにレポートしよう。
この本題に入る前に、まず各地域で活発に発行されているフリーペーパーをはじめ、クーポン券付情報誌、地域ミニコミ誌などの媒体の広告に対する反応について考えてみたい。
これらの地域媒体は、一時、反応が取れたとしても、数年あるいは数カ月という期間であっという間に反応が取れない媒体になってしまうことも少なくない。
特にフリーペーパーは地域で熾烈な戦いを強いられるので、かなりの数の新規刊行があるものの、1年も経たずに廃刊に追い込まれることもざらにあるようだ。
また、業種によって、媒体との相性の違いもここ数年は、より鮮明になっているように思う。
例えば、飲食店やエステ、美容室、アパレルなどは、それぞれに強い媒体があり、媒体との相性は大きく異なっている。
当然のことながら、業種によっての相性にとどまらず、媒体ごとにターゲットの違いも鮮明になっているようだ。
ここでいうターゲットとは、単に20歳代のOLや30歳代後半の主婦、もしくはある地域で生活する女性というような大まかな分類ではない。個々の女性は興味や趣味、食べ物の好き嫌い、容姿、さらには話し方も全く異なっているので、この辺の情報をすくい上げたうえで、媒体を選択する必要性が以前よりかなり高まってきているように思う。
このあたりのことは、巷でたくさん出版されている女性誌では当然のことであるが、フリーペーパー、クーポン券付情報誌、地域ミニコミ誌も同じような傾向になってきているということなのだろう。
では、どのようにして、広告を打つ媒体を選択したら良いのか?
広告を打つのにふさわしい媒体を見定める一番の早道は、「あなたのお店の商品・サービスを欲しがるであろうターゲット層が、どんなフリーペーパー、クーポン券付情報誌、地域ミニコミ誌を見ているのか?」 という質問をターゲットに投げかけることである。
時間の許す限り、身近な人やお客様をはじめ、その地域の方々に聞いてみると良いだろう。
次回は媒体の選択と、その重要性について触れてみたいと思う。
お楽しみに。
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