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販促でいちばん大切なこと

【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.10】 トーン&マナーは雑誌をまねる-1

今回より3回にわたって学習塾の新聞折り込みチラシを見ていく。

このチラシを実施したのは、中学受験専門のかなり高額な個別指導の学習塾だ。

一般的な個別指導の学習塾に比べて授業料は2倍以上だが、
講師のクオリティが高いこともあり、生徒や保護者からとても評判である。

この学習塾では、半年以上前にチラシを雑誌風に見せる手法に変更し、
その後2~3カ月に1回の頻度で折り込みを
実施してきた(仕様=A3判4ページ、オールカラー)。

 

表紙のタイトルは毎号「Challenge eyes」とし、
雑誌のように見せてチラシ広告を打っていた。

 

 

このチラシは3回目で、さらに工夫を施してみたものである。

その工夫とは、表紙をある雑誌のトーン&マナーをまねたのである。

では、このチラシの表紙を見て、どの雑誌をまねたかわかるだろうか?

答えは、『プレジデントファミリー』(プレジデント社)である。

なぜ、この雑誌をまねたのかというと、
ターゲット層が最も読んでいる雑誌と考えたからだ。

『プレジデントファミリー』の主要読者は、
小中学生の子供をもつ30~40代の夫婦である。

もう少し具体的にイメージすると、
「社会を支える中心的な存在で、しかも家庭を重視する父親。
家事や家計を切り盛りしながら、家族のワンランク上の幸せを願う母親。
2人の間には、もちろんかけがえのない子供がいる」

読者プロフィールは、父親の平均年齢43.3歳、母親の平均年齢39.5歳、
そして同居している子供は、小学生が最も多く64.2%。

学習塾に通っている子供は56.3%。

読者層の平均年収は、800万円以上が55.0%。

『プレジデントファミリー』の主な記事内容は「健康」「家計」「レジャー」などだが、
最も多く取り上げているのは「子供の教育」。

まさに、この学習塾の中心ターゲットにピッタリの雑誌ということが明らかになった。

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