
【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.11】 トーン&マナーは雑誌をまねる-2
今回も前回に引き続き、学習塾の新聞折り込みチラシを見ていきたいと思う。
ターゲット層がよく読む雑誌を綿密に選び、
それに合ったトーン&マナーでチラシや情報誌などの
マーケティングツールを作ることはとても重要だ。
中でもチラシは、もともとすぐに捨てられてしまう媒体である。
人間は文字を認識するまでに2秒かかるが、ビジュアルについては、
無意識に情動で感じ取るまでにコンマ何秒と言われている。
そのため、
チラシ広告に普段見慣れている雑誌のトーン&マナーを活用することで、
ターゲット層の無意識の領域に信頼性、共感性を伝えることができる。

実際、この『プレジデントファミリー』のトーン&マナーについて、
言語化できることとは以下の通り。
1.写真の使い方を角版として理路整然と並べる
2.多色を使わず、地色を引く
3.文章は体言止めにする
このような工夫をこの表紙では施している
(現在の『プレジデントファミリー』は、当時と変わってきているが)。
ちなみに、このような雑誌を探し出し選択する方法として、
意外と近道なのが現在の顧客に聞いてみることだ。
例えば、「今、欠かさずに読んでいる雑誌は何ですか?」
「比較的よく読む雑誌には、どのようなものがありますか?」など、
顧客に耳を傾けてみよう。最低でも20人分。
できれば50人分の情報が集まれば、
統計的にも信頼できるデータとなり、傾向が見えてくるだろう。
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