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販促でいちばん大切なこと

新規集客時からリピート率を上げる広告を思考する Vol.2 媒体の選択と重要性

ここで、少し話は変わるが、「媒体の選択がどれ程までに重要なのか?」ということについて触れておきたい。

私のセミナーや著作物などでよく述べていることであるが、新規集客の販促要素は、
大きく分けて次の4つの要素がある。


【媒体×タイミング×オファー×表現(コンテンツ)】


そして、これらの要素は足し算ではなく、掛け算であるということ。

どういうことかというと、他の要素がどんなに優れていても、
たった1つの要素が0だとすべてが0になってしまうということだ。
4つの要素のなかで1つでも選択を間違えると、反応が0になってしまうのである。
これが足し算ではなく、掛け算といわれているゆえんでもあり、怖さでもある。

ここで、みなさんによく聞かれる問いについて触れておきたい。

それは、「この4つの要素で一番大きな影響力を持っているのは、いったいどれか?」ということについて。

これは、とても難しい問いである。状況によって異なってくるので、この要素が一番だと言い切ることはできない。
すべて大事な要素である。

ただし、参考までに2つのエピソードを紹介したい。
1つ目は、「表現」の影響力についてのエピソードである。
誰もが知っているある大手通販会社の社長は、
「媒体とクリエイティブ(広告表現)を比較すると媒体30%、クリエイティブ70%」と言っていた。
何十年にもわたってずっと「レスポンス広告」を続けてきた方のコメントなので、無視はできない。

2つ目が、今回伝えたかった「媒体の選択がどれ程までに重要なのか?」についてのエピソードである。
数店舗の店舗展開をしているあるエステサロンでは、新規出店する時に一番の指標を立地条件などの
ロケーションではなく、「効く媒体があるかどうか?」で考えている。

媒体の選択と重要性

なかでも、フリーペーパー、クーポン券付情報誌、地域ミニコミ誌のなかで効果の高い媒体を調査し、
この媒体のあるエリアに出店するとのこと。
エステサロンは、特に広告に頼らざるを得ない業種なので、効果の高い媒体があるかどうかで
集客が左右されるという特別なケースではあるが、媒体が大きな影響力を持つということを考えさせる
エピソードではないだろうか。

3回目となる次回は、いよいよ本題となる
「新規集客時からリピート率を上げる広告を思考する」について述べよう。
キーワードは「コンセプト広告」である。
いかに共感を得られるかが肝となる。


次回もお楽しみに。

 

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