
【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.4】 10年以上前のマインドシェアを蘇らせる-1
次の広告は、ある地域に配布したB4判の
新聞折り込みのカラーチラシだ。
表面A 表面B 表面C
裏面(A、B、C共通)
表面をA、B、Cのように見せ方を変え、
裏面は共通の3種類のチラシを作成し、同一地域に
同一枚数でスプリットランテストを行なった。
同一枚数でスプリットランテストを行なった。



その結果、いったいどの広告の反応がよかっただろうか。
合計8万部の広告実施の結果は、次の通りとなった。
A > B > C
実施前の弊社の予測では、
Bが最もレスポンスを取れると考えていた。
そして、この予測を証明するために、
広告実施後に改めてターゲット層に近い属性の
消費者(東京都、神奈川県在住の30代主婦)200人に、
広告表現に関しての効果測定調査(※1)を
インターネット上で行なった。
その結果が下のグラフとなる。

このように調査結果は、
やはり圧倒的にBの効果が高く、
当初の予測は間違っていなかったようだ。
では、なぜ実際の広告では、
Aの反応が最も高かったのだろうか。
Aが、この3つの広告表現の中では
最も商品を前面に出しているからだろうか。
原因解明のため、弊社では
「商品パッケージのインパクトに影響があったのではないだろうか」
という仮説を立ててみた。
だが、ターゲット層数人にアンケートを行なった結果、
パッケージデザインについての好感度はあまり高くなく、
また、ブランドも現在はまだそれほど浸透していない商品で、
初めて見た人が商品パッケージを見ただけで
購買するという可能性も、それほど高くないように考えられる。
では、いったい何が起こったのだろうか?
その原因について、次回触れてみたいと思う。
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