ある広告屋の告白TOP >  コラム:販促でいちばん大切なこと > 【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.4】 10年以上前のマインドシェアを蘇らせる-1

販促でいちばん大切なこと

【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.4】 10年以上前のマインドシェアを蘇らせる-1

次の広告は、ある地域に配布したB4判の
新聞折り込みのカラーチラシだ。

表面A 表面B 表面C 
裏面(A、B、C共通)
 
表面をA、B、Cのように見せ方を変え、
裏面は共通の3種類のチラシを作成し、同一地域に
同一枚数でスプリットランテストを行なった。

koramu0704-01.jpg
koramu0704-02.jpg

koramu0704-03.jpg


その結果、いったいどの広告の反応がよかっただろうか。
 
合計8万部の広告実施の結果は、次の通りとなった。

 A > B > C

 
実施前の弊社の予測では、
Bが最もレスポンスを取れると考えていた。
 
そして、この予測を証明するために、
広告実施後に改めてターゲット層に近い属性の
消費者(東京都、神奈川県在住の30代主婦)200人に、
広告表現に関しての効果測定調査(※1)を
インターネット上で行なった。
 
その結果が下のグラフとなる。

koramu0704-04.jpg
 
このように調査結果は、
やはり圧倒的にBの効果が高く、
当初の予測は間違っていなかったようだ。
 
では、なぜ実際の広告では、
Aの反応が最も高かったのだろうか。
 
Aが、この3つの広告表現の中では
最も商品を前面に出しているからだろうか。
 
原因解明のため、弊社では
「商品パッケージのインパクトに影響があったのではないだろうか」
という仮説を立ててみた。
 
だが、ターゲット層数人にアンケートを行なった結果、
パッケージデザインについての好感度はあまり高くなく、
また、ブランドも現在はまだそれほど浸透していない商品で、
初めて見た人が商品パッケージを見ただけで
購買するという可能性も、それほど高くないように考えられる。
 
では、いったい何が起こったのだろうか?
 
その原因について、次回触れてみたいと思う。
 

>>このコラムを読んだ方はぜひ販促クイズにチャレンジして下さい!!

ライン
コラム:販促でいちばん大切なこと