
押さえておくべきチラシ広告の「型」と「構成要素」 Vol.5 構成要素[AUMFA (アウムファ)]のもたらす作用
資料③のチラシ広告を見ながら、2歳の子供がいる母親、もしくは父親の気持ちになってみてほしい
(偶然にその場合があるかもしれない)。
たくさんのチラシの中から、あなたは今、資料③のチラシを手にしている。
「『味覚は3歳までにつくられる…と言われています。』…、
うちの子は2歳だけど、いったい何のことを言っているのだろう...」。
これが「Awake(感情を呼び起こす)」の要素だ。
あなたはそんな感情を抱き、チラシの他の箇所(文章、写真など)を見ていく。
商品の分かりやすい説明や商品開発の内容が記載されているので、理解がだんだん深められ、
この広告に信頼を置くようになってくる。
これが「Understand(理解を深める)」、「Memory(記憶に残る)」の要素の役割だ。
「試しに買ってみようか...?」と一瞬、購買意欲が頂点に近づく。
だが、ここで「本当にこの商品、大丈夫なのだろうか?」と、今起こった購買意欲に対して、
抑えようとする感情が出てくる。
こうした葛藤を生じるのは当然のことだ。
なぜなら、人間はできるだけリスクを避けようとするからである。
この葛藤に対して必要になるのが、「Fade(矛盾や葛藤を解消する)」の要素だ。
ここで必要となるのが商品の信頼性を高める証、
つまり第三者からの「お客様の声」や「マスコミの掲載記事」などである。
資料③ 「東京丸三販売」のチラシ |
【表面】 |
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【裏面】 |
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ところが、ここまで設計したとしても、まだ足りない。
その足りない部分とは何か。
最終回となる次回、明らかにしたいと思う。
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