ある広告屋の告白TOP >  コラム:販促でいちばん大切なこと > 【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.9】「シズル感」に妥協は禁物!-2

販促でいちばん大切なこと

【あらゆる要素に影響を受けるレスポンス広告 着眼点Vol.9】「シズル感」に妥協は禁物!-2

前回に引き続き、あるファミリーレストランの1店舗に絞った
地域密着型プロモーション実施時に
施策のひとつとして実施された
新聞折り込みチラシを見ていきたいと思う。
飲食店の広告は、
写真に「シズル感」を醸し出すことが大事な点で
以前にご説明した通りだ。

それならなぜ、Bの「シズル感」型の広告表現がAの「シーン」型に負けたのだろうか。

sizzle.jpg

仮説ではあるが、この要因は2つ考えられる。

ひとつは、店のターゲット層にAの「シーン型」が合ったということがある。
このファミリーレストランは比較的価格帯が高く、
富裕層の主婦が
多く訪れる店である。

また、地域的にも東京都練馬区という
富裕層が多く
住んでいるエリアにチラシを打った。

これにより、Aの「シーン」型によ

「いつもとはちがう贅沢なひとときをあなたに」というキャッチコピー
と、
それに合わせたアイキャッチを使用したチラシが富裕層のターゲット

受け入れられた可能性がある。

2つ目は、表現上の問題だ。

実はこのBの「シズル感」型のアイキャッ
チであるパスタの写真は、
撮影の予算が取れなかったため、プロのカメラ
マンの撮影ではない。

残念ながら、最高の「シズル感」を演出できなかっ
たこともあるかと思う。

どれが本質的な要因かは解明できていないが、ここでの教訓は2つある。

. ターゲット層によって、広告表現を検討する必要がある

.「シズル感」を出すなら、撮影にお金を惜しまず、最高の「シズル感」

を演出するこのことをあらためて深く認識していけば、
少しでもレスポンスを高め
られる広告表現の指標になるかもしれない。

>>このコラムを読んだ方はぜひ販促クイズにチャレンジして下さい!!

ライン
コラム:販促でいちばん大切なこと