アイキャッチはどのような手順で考えるのか? Vol.5 [ラダリング手法]
◆ラダリング手法
メッセージ開発のためのフレームワークとして、
[ラダリング手法]というものがあります。
ラダリングとは、商品の持つ属性が
「消費者のどのような価値観につながり、
評価されて購買に結びついたのか?」を
明らかにすることを目的としていて、
製品を選んだ潜在的理由を
把握するための調査手法です。
[ラダリング手法]の段階と、
明確にすべきものをそれぞれ選びましょう。
1.バリュー A.製品の機能性とは何か?
2.ベネフィット B.機能性がもたらす便益とは何か?
3.属性 C.便益から消費者が感じる満足感とは何か?
【答え】
1.バリュー C.便益から消費者が感じる満足感
2.ベネフィット B.機能性がもたらす便益
3.属性 A.製品の機能性
【解説】
[ラダリング手法]とは、
広告するべきあなたの商品・サービスを、
「属性」「ベネフィット」「バリュー」のうち、
一番下の「属性」から検討し、
「ありがたみ」のはしごを上っていくという手法である。
一番下の属性(機能性)のステージでは
「製品の機能性とは何か?」を考え、
機能性が明確になったら、
1つ上のステージである
ベネフィット(便益)へ上がる。
ここでは、属性のステージで
明確になった機能性がもたらす
「便益とは何か?」を明確にしていく。
そして梯子の一番上のバリュー(価値)の段階では、
ベネフィットをもとにターゲットが感じる
「満足感とは何か?」を明確にしていく。
このように3つのステージを、
下から上へと1つずつ明確にしながら梯子を上っていき、
消費者が商品・サービスを選んだ潜在的理由を把握する。