アイキャッチはどのような手順で考えるのか?Vol.8キャッチコピーからアイキャッチを生み出していく9つのステップ【2】
◆アイキャッチの役割
アイキャッチとは、広告において
構造地図(レイアウト)の次に目を引くもので、
広告を構成する部分的要素としては、最初に目を引くものです。
では、次のうちアイキャッチの役割を果たしているものはどれでしょう。
1.広告を見た人の感情を呼び起こすもの。
2.広告を見た人の理解を深めるもの。
3.広告を見た人の記憶に残るもの。
4.広告を見た人の矛盾や葛藤を解消するもの。
5.広告を見た人の行動を喚起するもの。
【答え】
1.広告を見た人の感情を呼び起こすもの。
【解説】
見ず知らずの消費者が、広告を見ただけで
行動に移してもらうために設計されたストーリー要素として、
「AUMFA (アウムファ)の法則」の5段階がある。
1.Awake (感情を呼び起こす)
2.Understand (理解を深める)
3.Memory (記憶に残る)
4.Fade (矛盾や葛藤を解消する)
5.Action (行動を喚起する)
このうちアイキャッチの役割を果たすのが、
1のAwake (感情を呼び起こす)なのである。
一方で、「AIDMAの法則」があるが、
これは消費者がある商品を知ってから購入に至るまでに、
次の5段階があるとしている。
・Attention (注意)
・Interest (興味、関心)
・Desire (欲求)
・Memory (記憶)
・Action (行動)
Attention、Interestを「認知段階」、
Desire、Memoryを「感情段階」、
Actionを「行動段階」と区別している。
なお、この「AIDMAの法則」をレスポンス広告用にアレンジしたものが、
「AUMFAの法則」である。
「AUMFAの法則」では、
Awake、Understand、Memory、Fadeまでの
4段階を感情段階とし、Actionを行動段階と区別する。