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インタビュー集
広告、販売促進、ブランディング関連の専門家に岩本がインタビューしましたので、ご紹介します。
有限会社いろは 代表取締役竹内謙礼氏インタビュー
竹内謙礼氏インタビュー
有限会社いろは 代表取締役

通販業界のプロに聞くプロモーションの肝


Vol.1 通販に向いている商品、通販向きではない商品

会社員時代、大手通販サイトに出店したネットショップが、3年目で年商1億円を達成したという偉業を持つ通販業界プロ中のプロの竹内氏。そんな竹内氏に、岩本が2時間にわたり、通販業界の現況や打開策をとことん聞いた貴重なインタビューです。話は通販業界にとどまらず、プロモーション全体にまで及ぶ内容なので、どのような業種の方にもきっとためになるはずです。

このインタビューを6回にわたって、お届けいたします。

第1回目となる今回は、通販に向いている商品、通販向きではない商品についてテーマに、話は売れないものを売る方法にまでおよびます。

岩本

今日はざっくばらんにお聞きしたいので、よろしくお願いします。

竹内さんといえば、通販に強いイメージですが、
その通販について伺ってもよろしいでしょうか。

早速ですが、売りやすい、売りにくい商品があると思います。
大型ショッピングサイトを利用するか、自社サイトを利用するか、
もしくはそもそもそのどちらでもダメという商品も当然ありますよね?

竹内

あります。
どちらもダメというのは、典型的な例を上げれば健康食品、化粧品関係。
なぜダメかというと薬事法の問題があるから。
あと、単品通販はやめたほうがいいです。
例えば帽子だけとか、チーズケーキだけとか、そういうふうに「だけ」だとリピートがつかないんです。
例えば米。
米でネット通販をやろうと思った時、たぶんメルマガは毎回、米なんですよね。
明後日のメルマガも米だし、1週間後のメルマガも米。

岩本 それはコンセプトとして売ろうということですか。
竹内 それでもメールマガジンが米ばっかりだったら、
もういいよみたいな話になるわけです。
そうするとリピーターが付きづらくなるから、
また広告を投資しなければいけないという悪循環に入ってしまいます。

よく単品通販はランキングしやすいと言いますが、
ネットだと厳しいものがあります。
梅干しの通販があるじゃないですか。
あれはたぶん紙でないと通用しないでしょう。
ちょっと年齢層の高い人をターゲットにする場合は、
紙媒体でリピート率を上げないと。
インターネットの場合、
ワンクリックで他へ飛べてしまうから、
単品通販に向いてないんです。
岩本

では、クライアントさんで
米を売りたいという人が来たら?

竹内

そうしたら、まず現実的なこととして、
ある程度広告費はかかりますという話をします。
あと、打開策として紙媒体を使って、
まず近所から売っていきましょうと。
親戚、近所から売っていく。

岩本 地域で。
竹内 そうです。クチコミのところから、
いちばん身内のところからやっていきましょう。
そこで広げつつ、自社ネットはとりあえず置いておきなさい。
ポスティングをやったりして、
クチコミとかそういうのをどんどん広げていく。
すごく地道な作業ですが、
それをやっていったほうが確実ですよと。
岩本 それである程度収益を上げてから、
また考えるわけですね。
私は、何となく単品でもやり方次第では・・・
というイメージがありましたが、ちょっと違うのかな。
竹内 ちょっと違います。
ブランディングを立てやすいかどうかでしょうね。
ですから、花畑牧場はうまくいって当然です。
北海道で、牧場で、アイスで。
でも、そのバックヤードがないのに
単品通販で頑張りますと言っても・・・。
岩本 信頼も何もない。
竹内 人が買うサイクルは決まっているんです。
たまにそういう商材に当たると、
ゴールがない商材になる時もあります。
『あなた、それをずっとやり続けてもゴールはないよ』
というのが結構あります。

 

いかがでしたしょうか。

次回は、通販を行ううえで、気をつけなければならないポイントを竹内氏にお話しいただきました。「商品を愛してはダメ」がキーワードですよ。次回もお楽しみに。

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